神戸から阪神間の東西12キロにまたがる日本最大の酒どころ「灘五郷」。25の酒蔵が点在し、国内出荷量の約25%を占める。江戸時代、灘の酒は上方からの「下り酒」として江戸っ子に親しまれた。海上輸送を支えた良好な港、六甲山系の急流を利用した水車による精米技術の向上など灘の酒の名声を全国に広めた要因はさまざまだが、地下水「宮水」の存在が大きい。
神戸から阪神間の東西12キロにまたがる日本最大の酒どころ「灘五郷」。25の酒蔵が点在し、国内出荷量の約25%を占める。江戸時代、灘の酒は上方からの「下り酒」として江戸っ子に親しまれた。海上輸送を支えた良好な港、六甲山系の急流を利用した水車による精米技術の向上など灘の酒の名声を全国に広めた要因はさまざまだが、地下水「宮水」の存在が大きい。