「呼び継ぎ」の器を紹介する大上裕樹さん=神戸阪急
「呼び継ぎ」の器を紹介する大上裕樹さん=神戸阪急

 丹波篠山市在住の丹波焼作家、大上(おおがみ)裕樹さん(40)による作品展「胎動」が、神戸・三宮の神戸阪急の美術画廊で開かれている。丹波焼らしい「焼き締め」の壺(つぼ)をはじめ、茶器や花器、オブジェなど約100点を展示。注目は、割れたり欠けたりした陶磁器に、別の器の破片を継ぎ合わせる技法「呼び継ぎ」を応用した新作だ。通常は焼き物を接合するが、陶器とガラスという異素材をつなぎ、新たな美を創造している。6日まで。(堀井正純)

 呼び継ぎは、器のパーツを漆で接着し、金属粉で装飾する伝統的な修復技法「金継ぎ」の一種。本来は、壊れた器の破片が足りないとき、色や形、柄が異なる別の器の破片を探して埋める技法だ。