記者会見する鳥居真知子さん(左)と平林千奈満さん=4日午前、長崎市
記者会見する鳥居真知子さん(左)と平林千奈満さん=4日午前、長崎市

 神戸市の児童文学作家鳥居真知子さん(73)が、原爆で甚大な被害を受けた旧長崎医科大(現長崎大医学部)の学生が被爆者救護に奔走する姿を描いた小説「被爆した長崎医科大へ 神戸から」を出版した。長崎大で記者会見し「当事者には及ばないが、原爆の実態を一端でも次の世代に継承したい」と話した。