第2次世界大戦前に画家として活動し、終戦後は三木市役所に勤めながら制作活動に取り組んだ永田禎弥(よしひろ)(本名・龍太郎)さんの遺作展が、三木市緑が丘町中1のさんさんギャラリーオアシスで開かれている。ヨーロッパの印象的な街並みや色鮮やかな花を描いた作品11点のほか、愛用のスケッチブックも展示。時代にほんろうされながらも絵筆を握り続け、4人の子に残した絵画への情熱が会場に満ちあふれる。14日まで。(大山伸一郎)
亡き父が絵画に込めた思いを感じ取ってもらいたいと、長女の山本美沙子さん(85)、長男の永田穣さん(78)、次女の安達彰子さん(75)、三女の塙英子さん(71)が初めて企画した。