ドローンを使った肥料散布を見学する参加者ら=三木市吉川町上中
ドローンを使った肥料散布を見学する参加者ら=三木市吉川町上中

 基幹的農業従事者が今後20年で現在の4分の1まで激減する-。農業の担い手不足について国がそんな予測を立てる中、酒米・山田錦の生産が盛んな三木市の吉川地区では、情報通信技術(ICT)を生かし、効率的な農業を推進する活動に取り組んでいる。(小西隆久)

■ドローンで肥料散布、スマホで水管理… 

 一般的に「スマート農業」と呼ばれ、ドローンを使った種まきや肥料散布のほか、遠隔操作できる草刈り機、スマホで田んぼの給水や水位の確認などができるシステムといった先端技術を活用する。

 ICTの活用は、次代に農業を引き継ぐための活動を続ける吉川まちづくり協議会・農業活性化部会が今年、取り組みを始めた。同市吉川町上中の田んぼで実証実験を進めている。