

「花のみち」を歩いている。阪急宝塚駅(宝塚市)を東へ出ると、アイボリー調に統一された南欧風の街並みが続く。最も宝塚らしい場所だと思う。
昔の写真を見ると、今とはずいぶん雰囲気が違う。道沿いに食堂や土産物店が並び、商いの活気が伝わってくる。その木造建築群は1995年に消えた。

阪神・淡路大震災で、周辺の建物は約65%が全半壊し、5年後に復興再開発ビルが建った。「花のみちの復興は、町と人が立ち上がる力になった」と宝塚市観光にぎわい課長の嘉村剛さん(45)は言う。
復興の旗印だった再開発ビルの向かいに、2020年には宝塚ホテルが移転した。生まれ変わった花のみちは、瀟洒な景観に磨きをかけながら、市のブランドイメージを築いてきた。























