姫路市の手柄山山頂に1956年に建てられた「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」は、10月で建立70年となる。総務省によると、空襲で犠牲になった全国の民間人をまつる唯一の追悼施設だ。113の戦災都市でつくる連盟が「軍人軍属以外の犠牲者が国家的に何も顧みられていない」として被害を調べ、犠牲者数を約51万人と刻んだ。遺族は「体験者がいなくなっても塔は残る。市民の犠牲を記憶する場であってほしい」と願う。(金 慶順)
今春開業したJR手柄山平和公園駅のすぐそば。山頂に突き立てた剣をイメージした高さ約27メートルの塔は「戦争という名の剣は二度と抜かない」という不戦の誓いを表す。塔が完成した10月26日は毎年追悼式典が開かれ、全国の遺族らが参列する。現在は20年ぶりの補修・洗浄工事のため、足場に覆われている。
























