日乃本食産が手がける災害用備蓄食。チキンカレーや五目おこわなどをそろえる=三田市志手原
日乃本食産が手がける災害用備蓄食。チキンカレーや五目おこわなどをそろえる=三田市志手原

 東日本大震災は11日で発生から14年。兵庫県三田市志手原の食品加工・卸売会社「日乃本食産」が、東日本大震災などをきっかけに開発した災害用備蓄食が、全国的に注目されている。「災害時、本当に必要なのは温かい食事」と考え、簡単に調理できるレトルト食品をそろえる。いずれもアレルギー対応に加え、イスラム教の戒律に従ったハラル認証商品で、同市のふるさと納税の返礼品にもなっている。(山本 晃)