「外出先でしゃべりかけられないか不安」「電話が怖い」-。それぞれの悩みに耳を傾け、うなずく。言語機能がうまく働かなくなる「失語症」への理解や関心を深める交流会が、三田市川除の市総合福祉保健センターで開かれた。当事者や支援者ら約20人が参加し、「私も…」と語り合った。(山本 晃)
失語症は脳卒中などの病気や事故で脳の言語中枢が傷つくことにより、話す、聞く、読む、書くといった意思疎通が難しくなる言語障害の一つ。外見からは分かりにくいため「見えない障害」とも呼ばれ、難聴や視覚障害などと比べても支援が遅れているとされる。