徳道上人の功績や現在も残る史跡について紹介する冊子=太子町矢田部
徳道上人の功績や現在も残る史跡について紹介する冊子=太子町矢田部

 奈良時代の僧侶・徳道上人の伝承をまとめた冊子を、上人の出生地と伝わる太子町矢田部地区の「徳道上人史蹟保存会」が作成した。寺院の建立や灌漑(かんがい)用設備の設置などに貢献したとされる偉人で、冊子ではその足跡を詳細に解説。同会メンバーらは「上人を知る人は町内でも少なくなった。偉業を多く残した人物なので、存在を多くの人に知ってもらいたい」と力を込める。(西竹唯太朗)