「便潜血検査で引っかかったときは既に進行していることもあるので、心配な人は大腸内視鏡検査を隔年で受けてみては」と話す兵庫県立西宮病院の福永睦外科部長=西宮市六湛寺町
「便潜血検査で引っかかったときは既に進行していることもあるので、心配な人は大腸内視鏡検査を隔年で受けてみては」と話す兵庫県立西宮病院の福永睦外科部長=西宮市六湛寺町

 国立がん研究センターがん情報サービスのがん統計によると、2019年の大腸がんの新規罹患(りかん)数は、がん全体でトップ。また、20年の死亡数は2位となっている。つまり、私たちが一番かかりやすく、最も注意すべき悪性腫瘍の一つと言っていい。再発を防ぎ、患者の生活の質(QOL)を維持するため、さまざまな手術方法が開発されてきており、最近では精密な作業が可能な手術支援ロボットの導入も進む。(綱嶋葉名)