都会から離れ、自然豊かな山村にある生野学園の校舎=2018年、朝来市生野町栃原
都会から離れ、自然豊かな山村にある生野学園の校舎=2018年、朝来市生野町栃原

 小中学校で不登校を経験した生徒を受け入れる私立生野学園高校(朝来市生野町)が、文部科学省の学びの多様化学校(不登校特例校)に指定された。兵庫県で初の指定。全寮制の24時間態勢で心のケアを行いながら、体験を軸としたユニークな授業が評価された。篠原義省校長(65)は「不登校の子どもが主体的で自由に学び、深く人と関われる学校へ、さらに前進させたい」と話している。