大阪・弁天町にあった交通科学博物館に出かけたのは、あの日の「前の日」だった。家族4人がそろう最後の思い出になるとは、考えもしなかった。
大鳥居裕美子さん=当時(32)=は、当時4歳の長男、同2歳の長女を後ろから抱いて、夫のカメラに向かってほほ笑んだ。
「寒かったけど、楽しかった」。祝日の振り替え休日だった1995年1月16日を、夫の慎司さん(66)は振り返る。神戸市東灘区魚崎北町の自宅で、川の字になって眠りについた。
大阪・弁天町にあった交通科学博物館に出かけたのは、あの日の「前の日」だった。家族4人がそろう最後の思い出になるとは、考えもしなかった。
大鳥居裕美子さん=当時(32)=は、当時4歳の長男、同2歳の長女を後ろから抱いて、夫のカメラに向かってほほ笑んだ。
「寒かったけど、楽しかった」。祝日の振り替え休日だった1995年1月16日を、夫の慎司さん(66)は振り返る。神戸市東灘区魚崎北町の自宅で、川の字になって眠りについた。