報道陣の取材に応じる斎藤元彦知事=19日午後、淡路市野島(撮影・荻野俊太郎)
報道陣の取材に応じる斎藤元彦知事=19日午後、淡路市野島(撮影・荻野俊太郎)

 斎藤元彦知事らを告発し、資料として採用された元西播磨県民局長の陳述書。その内容は伝聞情報が多かった一方で、新たなハラスメント疑惑などを示していた。兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)は今後、真偽を見極める鍵を握る証人尋問や、全職員約9千人を対象にしたアンケートに着手し、調査は本格化する。

 会議の冒頭、委員長の奥谷謙一県議は亡くなった元県民局長に弔意を述べ、委員の県議や傍聴者らが黙とうをささげた。

 資料のうち、斎藤知事が2022年11月に、西播磨地域づくり懇話会に参加し、上郡町産ワインを所望する発言が記録されていた1分弱の音声データは、会場で実際の音声が流された。