甲南学園トゥレーヌ校があった時代のパネルを手に説明する仏日友好協会のティエリー・ジャコタンさん=サンシール・シュール・ロワール市
甲南学園トゥレーヌ校があった時代のパネルを手に説明する仏日友好協会のティエリー・ジャコタンさん=サンシール・シュール・ロワール市

 2013年に閉校した甲南学園(神戸市東灘区)の海外校「フランス甲南学園トゥレーヌ」の建物が、地元のサンシール・シュール・ロワール市の住民らに活用されている。パリ五輪中に訪れてみると、現地の仏日友好協会が事務所を置き、同校和太鼓部の後継団体が活動していたほか、兵庫の学校との新たな交流も芽生えていた。(有島弘記)

■「贈り物」

 パリの市街地から高速鉄道TGVで約1時間。同協会トップのティエリー・ジャコタンさん(61)が、最寄り駅から車で案内してくれた。フランス最長というロワール川沿いを走り、一戸建てが並ぶ通りを抜けた先に学校の跡地があった。

 甲南学園トゥレーヌは1991年4月、中・高等部を備えた国際教育機関として開かれ、兵庫を中心に637人の生徒が学んだ。