任期満了に伴う兵庫県丹波市長選(11月10日告示、17日投開票)に、同市議の前川(まえがわ)進介氏(46)が無所属で立候補する意向を固めた。6日に本人が明らかにした。近く会見し、具体的な公約を説明する。立候補を表明したのは4人目。
前川氏は同市山南町出身。神戸大農学部を卒業後、化粧品会社社員を経て2009年にUターンし、鶏卵販売業や農家民宿経営などを手がける。20年の市議選で初当選し、子どもの権利に関する特別委員会委員長を務めた。
6日の市議会本会議の一般質問で、再選に意欲を見せている林時彦市長を「まちの課題の認識が甘い。裸の王様になりつつある」などと批判。その後の取材で「市長にビジョンがなく、丹波市が時代に取り残されると危惧している。丹波市を変えたいと思い、立候補を決意した」と語った。
(那谷享平)