神戸大学=神戸市灘区六甲台町
神戸大学=神戸市灘区六甲台町

 神戸大大学院の研究グループは18日、妊娠糖尿病の検査で多く用いられている「随時血糖値測定法」だと、半数以上の患者を見落とすリスクがあることを初めて確認した、と発表した。同グループは「より検出率の高い検査法を積極的に導入していく必要がある」としている。研究成果は同日、専門誌に掲載された。

 妊娠糖尿病は、妊娠中の検査で一定の基準を超えると診断される。ホルモンの働きにより血糖を抑えるインスリンの効きが悪くなることで起こり、巨大児や難産、新生児低血糖などのリスクが高まるとされる。