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 文部科学省が公表した2023年度の児童生徒の問題行動・不登校調査で、兵庫県内の公立学校での不登校者数が計1万7137人に上り、過去最多を更新した。19年度に比べて約1・8倍になった。いじめの認知件数も増えて、計3万3722件で過去最多だった。全国的に不登校児童生徒やいじめに対する積極的な対応が進み、兵庫でも認知件数がそれぞれ増加傾向にある。

 県教育委員会によると、不登校者数の学校別の内訳は、小学校5912人(前年度比974人増)▽中学校9937人(同698人増)▽高校1288人(同112人減)。そのうち、前年度から不登校が続いている人数は約5割近い8340人。内訳では小学校2456人▽中学校5678人▽高校206人だった。