正月のおせち料理に使われる数の子のパック詰め作業が、兵庫県西宮市鳴尾浜3のコープこうべグループ会社「協同食品センター」で最盛期を迎えた。年末までに約130万本(約25トン)を加工し、コープこうべの店舗や宅配、お歳暮用に出荷する。
コープこうべは50年以上前から、薬剤で漂白しない「生成り」にこだわった数の子を販売。こりこりとした歯応えや本来の風味が特長という。
今月1日から加工を開始。カナダの太平洋側で水揚げされたニシンの卵を塩水で洗って水切りした後、作業員が一つ一つ手作業で黒皮や異物を取り除いてパックに詰めていく。
8日には、折れや欠けがあるため価格を安く設定した商品の販売が各店舗で始まった。「成子」と呼ばれる欠けのない商品は、近く100グラム1780円で店頭に並ぶ。コープこうべくらしの情報センターTEL0120・443100(吉田敦史)