90歳の元写真店主、谷上満夫さん(神戸市西区)が、電動アシスト自転車で自宅から鹿児島まで、通算12日かけて約910キロを走り抜いた。春には東京まで約600キロを走破したばかり。もっと遠い所へ行ってやろう-。そんな思いに駆られ、今度は九州を目指した。途中、台風の接近で一時帰宅を余儀なくされたが、家族の支えもあり、最後まで諦めることはなかった。(森 信弘)
谷上さんは明石駅南の明石銀座商店街で2017年まで60年以上にわたり、写真店を営んだ。90歳近くになって電動アシスト自転車の便利さに気付き、1年ほど前から遠出をするように。今年3月、東京に住む長男の直也さん(62)の自宅まで、9日間かけて1人で約600キロを走った。

























