園児らがイノシシに襲われた現場付近。男児は奥の認定こども園の門を出たところを襲われた=姫路市西今宿3
園児らがイノシシに襲われた現場付近。男児は奥の認定こども園の門を出たところを襲われた=姫路市西今宿3

 26日、姫路市西今宿3の認定こども園で、園児ら子ども3人と保育士2人がイノシシに襲われた。このうち男児(3)が手を骨折する重傷を負い、他の4人も打撲などの軽傷を負った。

 兵庫県立大自然・環境科学研究所の栗山武夫准教授(42)=生態学=によると、姫路市内は各地にイノシシが生息しているとみられる。イノシシは基本的に臆病で、人を見ると逃げ出すことが多い。今回人を襲った個体は「山への戻り方が分からなくなり、焦って住宅街をうろうろしていた可能性がある」とし、「イノシシと遭遇したら大きな声や音を出さずにその場を離れ、身を守ってほしい」と呼びかけている。

【遭遇したら】