守本憲弘氏
守本憲弘氏

 任期満了に伴う南あわじ市長選が19日告示され、無所属で現職の守本憲弘氏(64)=自民、公明推薦=が3回連続の無投票で3選を決めた。

 守本氏は旧南淡町(南あわじ市)出身、東大卒。1984年に旧通商産業省(経済産業省)に入り、東北経済産業局長などを歴任。東日本大震災被災地の経済復興などを担当した。

 2017年に初当選。少子高齢化を踏まえ、高齢者の雇用創出や、学童保育と放課後子ども教室を融合させたアフタースクールの導入などに着手。新火葬場の建設にも取り組んできた。

 今回の市長選では、守本氏が立候補の意向を表明した後の昨年11月、直前の県知事選で落選した政治団体代表が立候補を表明。選挙戦の可能性が高まったが、同12月に政治団体代表が立候補見送りを決め、以後、ほかに動きはなかった。

 同市は、少子高齢化対策に加え、農畜水産業支援、県内で最大の津波が想定される南海トラフ巨大地震への備えなどが課題。守本氏は3期目に向け「着手した施策を実現していきたい」と話した。(選挙取材班)

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