家庭のインターネット通信機器がマルウエア(悪意あるソフト)に感染し、ネットバンキングの不正送金などサイバー犯罪の「踏み台」に使われる事件が相次いでいる。警察庁によると、テレビにつなげて衛星放送などを視聴できるようにする「セットトップボックス(STB)」でも被害を確認。セキュリティー基準を満たした機器の使用を呼びかけている。

 不審なソフトをインストールしたり、安価でセキュリティー基準の低い機器を使用したりすると、気付かないうちにマルウエアに感染。犯罪者に悪用されてしまう恐れがある。

 家庭用のパソコンやルーターが踏み台として悪用されることもある。