前参院議員で、昨年11月の兵庫県知事選で落選した清水貴之氏(50)が、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に立候補する方向で最終調整に入ったことが分かった。日本維新の会から出馬する意向で、近く維新の国会議員らに支援を要請する。複数の関係者が14日、明らかにした。
清水氏は元朝日放送のアナウンサーで、2013年の参院選兵庫選挙区で維新公認として初当選したが、2期目の途中に辞職。維新を離党して県知事選に無所属で立候補、落選した。
昨年10月の衆院選で兵庫8区から立候補する予定だったが、維新県議団の要請を受け、くら替えして知事選に挑んでいた。
日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」の国会議員らは2月中にも対応を協議するという。清水氏は神戸新聞社の取材に対し、「現時点で言えることはない」とコメントした。
兵庫選挙区では、自民党現職の加田裕之氏(54)と公明党現職の高橋光男氏(48)が改選を迎えるほか、参政党新人の藤原誠也氏(36)が立候補を表明している。(末永陽子、堀内達成)