黄砂の影響で、かすんで見える神戸港=25日午前、神戸市長田区の高取山から望む(撮影・笠原次郎)
黄砂の影響で、かすんで見える神戸港=25日午前、神戸市長田区の高取山から望む(撮影・笠原次郎)

 兵庫県内で25日、東アジアの砂漠などから飛来する黄砂が今年初めて観測された。神戸市長田区の高取山から東を望むと、高層ビルが立ち並ぶ市街地や神戸港が白くかすんで見えた。

 神戸地方気象台によると、水平方向で見通せる距離「視程」は、25日朝に姫路で6・6キロ、神戸で10・4キロと悪化した。

 黄砂は26日にも兵庫への飛来が予想されている。近畿の一部では視程が5キロ未満になると予想されており、屋外の洗濯物や車の汚れにも注意が必要という。(笠原次郎)