大川小学校で、子どもたちが描いた壁画と語り部の男性を撮影した1枚=宮城県石巻市の同校(山崎エリナさん撮影)
大川小学校で、子どもたちが描いた壁画と語り部の男性を撮影した1枚=宮城県石巻市の同校(山崎エリナさん撮影)

 阪神・淡路大震災をきっかけに写真の道に進んだ神戸出身の写真家・山崎エリナさん=東京都=が、フォトエッセー「土木-100年後の日本を支える『人の力』」(土木学会)を出版した。作品の1枚は、東日本大震災の震災遺構「大川小学校」(宮城県石巻市)で撮った。31年前の被災者として、迷いながらシャッターを切った。(鈴木雅之)

■大川小では児童・教職員の計84人が津波で犠牲に

 その写真は、児童がコンクリートの壁に描いた絵と、その向こう側にいる語り部の男性を捉えている。地震と津波に襲われた大川小では、児童・教職員の計84人が津波で犠牲になった。語り部の男性の次女もその1人だった。