神戸防災部の発足を伝えるポスターを手に、取り組みを説明する瀧原茉友さん=神戸市中央区小野浜町
神戸防災部の発足を伝えるポスターを手に、取り組みを説明する瀧原茉友さん=神戸市中央区小野浜町

 防災に関心のある幅広い世代が災害への備えを学び、啓発するグループが神戸市に誕生した。その名も「神戸防災部」。自主防災組織の高齢化や担い手不足といった課題を受け、同市中央区のNPO法人「プラス・アーツ」が発足させた。小学生を含むメンバー約50人は、地域で活動する住民らと一緒にイベントや研修会を開くなどし、新たな枠組みで防災の輪を広げる。(田中宏樹)

 「テレビ台も固定しないと地震で倒れてしまいます」。9月下旬、同市中央区で活動する「防災福祉コミュニティ(防コミ)」を対象にした研修会。各地域から集まった約70人に、神戸防災部のメンバーが家具の転倒防止策や応急手当てをクイズも交えて説明した。

 研修会は同市消防局の委託を受けたプラス・アーツが、全国で展開する防災プログラムを実施。神戸防災部のメンバーも運営に加わり、事前に狙いやノウハウを学んで防災知識を楽しく身に付ける方法を伝えた。

 家具の固定について説明を受けた同市中央区脇浜海岸通の原永浩美さん(60)は「分かりやすく勉強になる。メンバーの一生懸命さが伝わり、本当の部活動のようですね」と笑顔で話した。