自らおこした火をストーブに移す児童たち=23日午前、神戸市灘区六甲山町、六甲山小学校(撮影・風斗雅博)
自らおこした火をストーブに移す児童たち=23日午前、神戸市灘区六甲山町、六甲山小学校(撮影・風斗雅博)

 本格的な冬の到来を前に、神戸市灘区六甲山町北六甲の六甲山小学校で23日、石造りのまきストーブに火をつける「火入れ式」が行われた。二十四節気の一つ「霜降」に合わせた恒例行事。児童たちが火をおこし、ひと足早い冬支度を済ませた。

 標高795メートルに位置する六甲山小は平地に比べ、平均気温が5度ほど低いという。2005年度に市民からの寄付で設置されたストーブは気温が10度を下回ると、職員が火をつけ、児童の集団登校を迎える。

 この日、児童55人は体育館に集まり、低学年が見守るなか、4~6年生が火おこし器を懸命にこすり合わせた。起こした火はトーチでそっと玄関にあるストーブに移動。ストーブにぱっと炎が上がると、大きな歓声と拍手がわき、手や顔を近づけ温めていた。

 6年生の小谷鈴さん(11)は「毎年ストーブがつくと校内がにぎやかになる。これから寒くなっても登校するのが楽しみ」と笑顔だった。(児玉芙友)