セーリング女子49erFX級のパリ五輪代表、田中美紗樹(中央)と永松瀬羅(左)=4月、フランス・イエール沖(提供・セーリングエナジー/フレンチオリンピックウィーク)
セーリング女子49erFX級のパリ五輪代表、田中美紗樹(中央)と永松瀬羅(左)=4月、フランス・イエール沖(提供・セーリングエナジー/フレンチオリンピックウィーク)

 競技人生を左右する決断を正解にした。セーリングの女子49erFX級でパリ五輪代表に内定したスキッパー田中美紗樹(豊田自動織機、B&G兵庫ジュニア海洋クラブ出身)。東京五輪を逃した後も470級の続行を考えていたが、大学の先輩でもあるクルー永松瀬羅(豊田自動織機)に誘われ、未知の種目に変更した。

 470級のスキッパーは座って乗るが、49erFX級は立ったまま。最高速度も1・5倍だ。何度か試乗し、苦戦したが「乗りこなしてみたい」と意欲が湧き立った。