シャープの改良型試作モデル「LDK+」
 シャープの改良型試作モデル「LDK+」

 シャープは24日、2027年度に電気自動車(EV)を発売すると発表した。車内空間の快適さを重視したEVで、販路は家電量販店や住宅メーカーなどを検討している。30日に開幕する車の祭典「ジャパンモビリティショー」には、試作モデル「LDK+」の改良型を出展する。

 親会社である台湾の鴻海精密工業のEVをベースにシャープが開発した。24年に発表した試作モデルを小型化し、車種はワンボックスカーからミニバンに変更した。ファミリー層が購入しやすい価格に設定する方針だ。

 仕事部屋やシアタールームのように活用できるのが特徴で、プロジェクターやスクリーンを搭載し、運転席も回転できるようにした。