ズワイガニ漁の安全と豊漁を祈る神事=柴山港
ズワイガニ漁の安全と豊漁を祈る神事=柴山港

 6日午前0時のズワイガニ漁解禁を前に、香美町香住区沖浦の柴山港で来年3月20日までの漁の安全と豊漁を願う神事があった。操業する7隻の船が続々と出港し、隠岐北方(島根県)などの漁場へ向かった。

 神事は但馬漁協の役員や船長ら約40人が出席。八幡神社(同区無南垣)の田淵義隆禰宜(ねぎ)(66)が祝詞を上げて海を清めた。同漁協の村瀬晴好組合長(73)は「7人の船長の肩に地域の将来がかかっている。事故なく、安全な操業を祈りたい」とあいさつ。「光春(こうしゅん)丸」の山本宏幸船長(48)は「けがや事故をせず、地元の期待に応えたい」と意気込んだ。