兵庫県朝来市納座で、夏恒例の「元気村かかし祭り」が開かれている。今年で10回目だが、制作者の減少によりフィナーレとなる。「最後に一花」と、住民らが手がけたユーモアあふれる15点が訪れた人を楽しませている。21日まで。
地区の住民でつくる実行委員会が、地域活性化を目的に続けてきた。20点ほど集まった年もあったが、作品数は年々減少した。「たくさん並んでこそインパクトがある」イベントだったことから、今回限りでの終了を決めたという。
地区の入り口では、フライパンから具材が飛び出るほど勢いよく調理する女性を模した作品が出迎える。
のぼり旗に沿って地区を巡ると、世相を反映してワールドカップに刺激を受けてサッカーの練習をする子どもたちの作品や、クマを吹き矢で撃退するかかしが登場する。
昨年は米不足を受けた作品が目立ったが、豊作の今年のかかしは「大盤振る舞いじゃ!おまえらも食え」と、スズメに新米を振る舞っている。
区長の安保(あぼ)衛さん(77)は「笑顔があふれるようなイベントにしたいと始めた。地区活性化という課題は残るが、今年は夏の楽しみの一つにしてもらえれば」と話している。(大高 碧)
























