空き家だった古民家を改修し、ゲストハウスを開いた小山達朗さん=丹波篠山市東岡屋
空き家だった古民家を改修し、ゲストハウスを開いた小山達朗さん=丹波篠山市東岡屋

 丹波篠山市職員の小山達朗さん(45)が、祖父母が暮らしていた築約100年の古民家を改装したゲストハウス「entr(エンター)」(同市東岡屋)を運営している。「空き家を有効活用したい」と一念発起。公務員の副業として、市の許可も得た。さらに来春以降、未活用の納屋を工房へ改修。芸術家が長期滞在し制作できる「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」用の施設に拡充する計画だ。(堀井正純)

 今年夏にオープン。祖父母が亡くなり、約20年間空き家となっていた古民家の母屋をキッチンやロビー兼交流スペースに、離れを宿泊棟(定員8人)に改装。浴室、更衣室も二つずつ設置した。芝生の中庭や、日当たりの良い縁側もあり、国内外の利用者に好評を得ている。