ツバメと人間の関係性などを考え、意見を交わす生徒たち=篠山東中学校
ツバメと人間の関係性などを考え、意見を交わす生徒たち=篠山東中学校

 丹波篠山市の「市の鳥」ツバメを教材にした授業が、篠山東中学校(同市泉)であった。身近な生き物から子どもの探究心を引き出そうという教諭たちの試み。分布や生態から生徒たちが人間とツバメの関係性を考え、自然や生態系の大切さなどを学んだ。(秋山亮太)

 同市では2021年、ツバメを市の鳥に制定した。毎年田植え時期になると各地で飛び交う姿や、子育ての様子が見られる市民にとって身近な存在で、市の分布調査では千件以上の報告が寄せられた。