「美食街道」の協定書を手にする酒井隆明市長(左)と溝畑宏理事長。万博の公式キャラクターのかぶりものを身に着ける=丹波篠山市北新町
「美食街道」の協定書を手にする酒井隆明市長(左)と溝畑宏理事長。万博の公式キャラクターのかぶりものを身に着ける=丹波篠山市北新町

 黒豆、マツタケ、丹波栗といった特産品があり、「農都」「食の聖地」をうたう丹波篠山市は、日本版「美食街道」構想の実現へ向け、公益財団法人大阪観光局と「食」をテーマにした連携協定を結んだ。「食の都」「食い倒れのまち」として名高い大阪と丹波篠山を結ぶルートを訪日客らへPRし、集客を図るのが目的だ。(堀井正純)

 モデルとなるのは、美食街道として世界的に有名なイタリア北部の「エミリア街道」。パスタ・ボロネーゼが生まれた商業の街ボローニャ、パルメザンチーズ、生ハムなどの産地パルマなど、「食材の宝庫」といえる街々が連なっている。