「困っていることはないですか」。玄関先の立ち話で交流する子どもたち=丹波市氷上町稲畑
「困っていることはないですか」。玄関先の立ち話で交流する子どもたち=丹波市氷上町稲畑

 子どもたちによる高齢者の見守り訪問活動が、丹波市氷上町の沼貫(ぬぬぎ)地区で始まった。同地区自治振興会による取り組みで、少子化や過疎化で希薄になるつながりを見直し、世代を超えて支え合いの意識を広げる目的。子どもたちと自分の住む地域に関心と愛着を持ってもらうとともに、触れ合いを通じて元気を届けて温かい地域づくりを進める。(秋山亮太)

■自治会単位で実施へ 先行取り組みに4児童

 同振興会は過疎、高齢化でも住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、住民同士で支え合いを進めている。代表的な取り組みが2021年11月から続ける「黄色い旗」活動。地区内の全世帯が近隣から見えやすい所へ、朝に旗を掲げて夕方に片付ける。旗が出ていない、しまわれていないといった変化で見守れるようになっている。