丹波篠山市で農作物の新たな販売方法を模索している神戸大の学生グループが15~26日、同市網掛の畑で開かれる丹波篠山黒枝豆の収穫イベントを支援する。学生らが申し込みページを開設したほか、土日を中心に会場で利用客をサポートする。(井原尚基)
同大学では毎年、市内のまちづくり協議会などの協力を得ながら主に1、2年生が実習などを続けている。このうち「実践農学」の授業を選択している2、3年生の8人は集落営農に取り組む株式会社「農の匠(たくみ)アガケ」の活動に協力し、黒枝豆収穫イベントの集客増を目指すことにした。
学生らは収穫イベントをPRするインスタグラムのページなどを新たに開設。収穫イベント期間中の休日などには来場者の誘導なども行う。
同社の河南芳治社長(78)は「これまでは口コミでの参加がほとんどだったので、集客を増やそうと知恵を絞ってもらえたのはありがたい」と感謝。国際人間科学部の本田愛喜さん(19)は「一般的な枝豆とは異なるもちもちした食感を多くの人に知ってほしい」とPRしている。
各日とも午前9、11時と午後1、3時から各2時間。1株600円。申し込みは学生が制作した専用ページから。農の匠アガケTEL079・550・9048(平日のみ)