向かい合うような姿で展示されている「ザヴァケファレ」の全身骨格=たんば恐竜博物館
向かい合うような姿で展示されている「ザヴァケファレ」の全身骨格=たんば恐竜博物館

 恐竜の進化と研究の歩みを、世界各地の資料でたどる「大恐竜展」が、丹波市山南町谷川のたんば恐竜博物館と、近くのやまなみホールで開かれている。新種の堅頭竜類「ザヴァケファレ・リンポチェ」の実物化石や、全長10メートル以上で「ワイレックス」の愛称があるティラノサウルスの全身骨格レプリカなど、常設資料を含め約160点を展示。今も進む恐竜研究の面白さを伝えている。(秋山亮太)

 展示は「恐竜とは何か」から始まり、三畳紀から白亜紀まで時代を追って進化をたどる。化石から何を読み取り、生きていた頃の姿にどう迫ってきたのかにも光を当てる。

 目玉の一つが、モンゴルで見つかったザヴァケファレ。丸く盛り上がった頭頂部が特徴で、頭部の化石の発見が中心だった堅頭竜類では珍しく、ほぼ全身が残った。小さな手の指の骨や胃石、尻尾を支えた「骨化腱(けん)」なども確認され、体のつくりを知る手掛かりとなった。