鳥取県教育委員会は11日、人権教育課の男性職員がマッチングアプリに登録した自身のアピール写真に、県教委の奨学生ら19人の氏名や返還状況などのパソコン画面が写り込む事案があったと発表した。写真は7カ月半掲載されていたが、個人情報の悪用は確認されていない。県教委は職員の処分を検討している。

 県教委によると職員は1月24日、職場の自席の様子をアピール写真として掲載した。公用パソコンなどが写っており、画面上に表示されていた奨学生らの氏名や返還状況も写り込んでいた。会員登録をした女性なら誰でも閲覧可能だった。

 写真を見た県民が9月8日に県に連絡して発覚した。