三重県四日市市の森智広市長は16日、記録的な大雨で冠水した市内の地下駐車場「くすの木パーキング」の早期復旧を求める要望書を中野洋昌国土交通相に提出した。同駐車場は国などが設置、運営している。面会後、森市長は報道各社の取材に「(駐車場が不足し)都市機能が低下している」と述べた。
要望書は、駐車場周辺の商店街で客足が鈍るなど影響が出ていると強調。周辺のマンション開発など民間投資の鈍化も懸念されるとした。
くすの木パーキングは、9月12日夜の大雨で地下1、2階ともに冠水し、270台以上が浸水被害に遭った。国などが約3年9カ月前に止水板の故障を把握しながら、必要な措置を取っていなかった。復旧見通しは立っていない。