公式練習で調整する中井亜美=アンジェ(共同)
 公式練習で調整する中井亜美=アンジェ(共同)

 【アンジェ(フランス)共同】フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪シーズン本格化を告げるグランプリ(GP)シリーズ第1戦、フランス大会は17日(日本時間18日未明)にアンジェで開幕する。16日は公式練習が始まり、今季限りで引退する女子のエース坂本花織(シスメックス)は「愛の讃歌」で滑るフリーで2連続3回転ジャンプを決めるなど、軽快な動きを見せた。

 17歳でGPデビュー戦の中井亜美(TOKIOインカラミ)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)は4回転トーループの精度に課題を残した。

 18日(同19日)にショートプログラム(SP)を控える男子は三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)と壷井達也(シスメックス)が不安定だった4回転ジャンプの修正に努めた。世界王者イリア・マリニン(米国)も調整。ペアで昨季世界選手権覇者の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は大会初日のSPに登場する。

 GPシリーズの総合成績上位6人、6組が12月のファイナルに進出する。