兵庫県は16日、インフルエンザが県内で流行期に入ったと発表した。定点調査をする164医療機関で、6~12日の患者数が1カ所当たり1・14人となり、流行の目安となる1人を上回った。昨季に比べて3週間ほど早く、県は予防接種や手洗い、マスクの着用などを呼びかけている。
県疾病対策課によると、17カ所の保健所・健康福祉事務所管内で同1人以上だったのは朝来(4・00人)▽中播磨(2・00人)▽丹波(2・00人)▽神戸(1・60人)▽尼崎(1・45人)▽加古川(1・25人)▽伊丹(1・18人)▽宝塚(1・17人)▽西宮(1・15人)-の9カ所。注意報レベルの10人以上には達していない。年齢別では10~14歳が最も多かったという。
厚生労働省は今月3日、全国的に流行入りしたと発表している。(井上太郎)