パ・リーグ優勝の祝勝会でビールをかけあうソフトバンクの小久保監督(左)と孫正義オーナー=9月、東京都立川市
 パ・リーグ優勝の祝勝会でビールをかけあうソフトバンクの小久保監督(左)と孫正義オーナー=9月、東京都立川市

 プロ野球でクライマックスシリーズ(CS)を突破した際、ソフトバンクなど複数チームで祝勝会恒例の「ビールかけ」の実施が難しくなっていることが16日分かった。サイバー攻撃に端を発したアサヒグループホールディングス(HD)のシステム障害の影響で提供が大きく滞っているため。実施予定のない阪神以外は代用品の調達などの対応に追われた。ソフトバンクは米大リーグのようにシャンパンへの変更を進めているという。

 ある球団の担当者は「ビール会社からのビールの供給状況を踏まえた申し出により、使用しないことになりました」とコメントした。9月のリーグ優勝では、阪神が約3500本、ソフトバンクが3千本を用意した。

 日本シリーズへの出場権を懸けたファイナルステージは15日に始まり、セ・リーグは阪神とDeNA、パ・リーグはソフトバンクと日本ハムが対戦。ソフトバンクと阪神がともに2連勝とし、突破まで1勝とした。