任期満了に伴う宮城県知事選が26日投開票され、自民、公明両党の県議らが支援した無所属の現職村井嘉浩氏(65)が無所属新人4人を破って6回目の当選を果たした。多選批判がある中、高市早苗首相(自民党総裁)の応援メッセージなどに後押しされ、参政党と連携した自民元参院議員の新人和田政宗氏(51)らを振り切った。

 投票率は46・50%で、4年前の前回選を9・79ポイント下回った。

 村井氏は知事として東日本大震災の対応や復興に取り組んだ。選挙戦では半導体企業の誘致などを主張。首相は選挙戦終盤に動画で応援メッセージを寄せるなど、政権発足後初めて関与した選挙となった。