MS&ADホールディングスは17日、傘下の三井住友海上火災保険が米資産運用会社ベアリングスに14億4000万ドル(約2200億円)を出資し、約18%の株式を取得すると発表した。三井住友海上が本業で受け取った保険料の効率的な運用に加え、グループに取り込むことで収益の拡大を目指す。

 ベアリングスの親会社である米生命保険大手が投資する再保険会社とも連携し、MS&AD傘下の生保事業の強化も狙う。

 今回の出資により2030年度に750億円の追加収益を見込んでいる。