デジタル関連イベントで記者会見するフランスのマクロン大統領(左)とドイツのメルツ首相=18日、ベルリン(ロイター=共同)
 デジタル関連イベントで記者会見するフランスのマクロン大統領(左)とドイツのメルツ首相=18日、ベルリン(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】フランスのマクロン大統領とドイツのメルツ首相は18日、ベルリンでのデジタル関連イベントで演説し、欧州が米国や中国のIT企業に対抗していく必要があると訴えた。マクロン氏は欧州がIT分野で米中の「従属者となってはならない」と指摘。メルツ氏も「この分野を両国に譲ってはならない」と強調した。

 欧州は「GAFA」と呼ばれるグーグルやアップルなどの米巨大IT企業がデジタル市場を席巻していることに危機感を抱いている。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」などの中国系IT企業の台頭も強く警戒している。