「次代の淡路島」をテーマに討議する3市長=洲本商工会議所
「次代の淡路島」をテーマに討議する3市長=洲本商工会議所

 淡路政経懇話会(事務局・神戸新聞淡路総局)の10月例会のフォーラムでは、守本憲弘・南あわじ市長、上崎勝規・洲本市長、戸田敦大・淡路市長が観光や人口減などのテーマを巡り、意見を交換した。3氏の討議の内容を詳報する。(古田真央子、内田世紀)

■観光戦略

 2500万人超が訪れた大阪・関西万博が閉幕し、「ポスト万博」の観光戦略は島共通の課題だ。

 守本氏は「島発展の基本路線は食材と観光の融合」として、道の駅うずしおのリニューアルを紹介。上崎氏は海に加えて里山の意義を強調し、「派手な観光ではなく、人間回帰という部分で大事な要素」とした。戸田氏は「島」という一体的なブランドの向上策を、「都市部への好アクセスという利点を生かしながら立てていきたい」と述べた。

■文化振興