2024年と25年の完走メダルを重ねると一つの図柄が完成する
2024年と25年の完走メダルを重ねると一つの図柄が完成する

 16日に行われた「神戸マラソン2025」(神戸新聞社など共催)の完走メダルは今回、明石市がコースに加わったことにちなみ、明石海峡大橋をあしらった。前回大会の図柄は、同年まで「終盤の難所」にして大会の目玉でもあった神戸大橋。ともに中央には神戸ポートタワーと新旧コース図が描かれ、二つのメダルを重ねると一つのデザインが完成される。

 今大会は2万623人が出走し、1万9800人が完走、完走率は96%だった。新コースはフィニッシュ地点が神戸・ポートアイランドから神戸ハーバーランドに移り、折り返し地点は明石市の大蔵海岸周辺に延びた。急坂がなくなったことで高低差は約10メートルになった。

 メダルの図柄を2年分で連動させたことについて、実行委員会事務局の担当者は「コース変更という節目に合わせ、2年続けて完走した人にとって記念になるデザインとした。重ね合わせて、新旧の両コースを思い起こしてほしい」と話している。(若林幹夫)