【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は11日、ロシアとベラルーシのユース世代の選手について「今後は国際的なユース大会への参加を制限されるべきではない」とする新方針を発表した。同日、主要な国際競技連盟(IF)の会長らを集めた「五輪サミット」をスイスのローザンヌで開催。方針は支持されたという。IOC理事会によるIFへの勧告という位置づけで、採用するかどうかは各IFの判断になる。
IOCは2023年3月、ウクライナ侵攻に伴い国際大会から除外されていたロシア、ベラルーシ勢の復帰に関し、個人資格での「中立選手」に限定するなどの条件をIFに勧告した。今後、若手選手の国際ユース大会出場に限り、この勧告は適用対象外とする。個人競技、団体競技を問わず、無条件で出場を容認する姿勢に転じた。
IOCの主催大会では来年、セネガル・ダカールでのユース五輪で新方針を採用する。両国勢は国を代表する形での参加が可能になり、国旗の使用も認められる。五輪サミットは「若い選手が自国政府の行動に責任を負わされるべきではない」との認識で一致した。
























