【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、米国の仲介で策定中のロシアとの和平案を巡り、米国のウィットコフ和平交渉担当特使やトランプ大統領の娘婿クシュナー氏と電話会談した。ウクライナ大統領府は、戦闘終結後に米欧が提供する「安全の保証」や復興計画を含む経済分野で進展があったと発表した。
ゼレンスキー氏は23日、20項目の和平案の詳細を公表、激戦地の東部ドネツク州の扱いや、ロシアが占拠する南部ザポリージャ原発の管理を巡り、米国と意見の相違があると説明していた。25日の会談でも、これらの点では合意に至らなかったとみられる。
ゼレンスキー氏は会談後、ウクライナ交渉団を率いる国家安全保障・国防会議書記が近く、ウィットコフ、クシュナー両氏と会談する予定だと明らかにした。
米国とウクライナは(1)20項目の和平案(2)米欧による多国間の安全の保証の枠組み(3)米国による2国間の安全の保証の枠組み(4)復興計画-の4文書を協議中。ロシアが和平案をそのまま受け入れる可能性は低く、大幅な修正を求めるとみられる。
























